ゲーム機のはなし16回目。
今回はわたくしの心の名機「
ゲームボーイアドバンス」(GBA)です。
ゲームボーイアドバンス ミルキーブルー【メーカー生産終了】
ゲームボーイアドバンス
メーカー:任天堂
発売日:2001年3月21日
販売台数:1696万台(SP・ミクロ含む)(
Wikipediaより)
12年前に発売されたゲームボーイの後継機。
形状は横長になり、画面の左右にボタンを配置するつくりに。両人差し指が来る部分に、LボタンとRボタンが新しく加えられました。
性能はスーパーファミコン並みで、擬似的に3D表示もできます。またゲームボーイやゲームボーイカラーの対応ソフトもほぼ全て使える抜群の互換性を持っています。ただサウンド方面はあまり良くなかったようですが…
またゲームキューブに繋いでコントローラーとして使えるという機能もあります。
据え置き機ではプレイステーションに追い越された任天堂でしたが、携帯機のほうはほぼ独壇場。ゲームボーイアドバンスも2002年に発売された「
ポケットモンスタールビー・エメラルド」などのおかげもあり売れに売れ、2年半で1000万台を売り上げました。
また、スーパーファミコン並みの性能と言う事で、スーパーファミコンソフトの移植作やリメイク作が数多く作られました。
2003年2月14日には上位機種である
ゲームボーイアドバンスSPが発売。
ゲームボーイアドバンスSP ファミコンカラー【メーカー生産終了】
折りたたみ式になったことで携帯性が向上すると共に液晶画面に傷がつきにくくなり、また液晶画面自体にもフロントライトがついたことで、暗い場所でもゲームが出来るようになりました。
なお、2005年には思いっきり小さくした
ゲームボーイミクロが発売されました。ゲームボーイソフトとの互換性は失われましたが、携帯性はさらに向上したため、「プレイやん」という周辺機器を使ってデジタルオーディオプレーヤとして使う方も多かったようです。
ゲームボーイミクロ (ファミコンバージョン) 【メーカー生産終了】
2004年からはファミコンの名作ゲームを移植した「
ファミコンミニ」シリーズが発売されました。
ほぼ完全な移植で(ディスクシステム用だったソフトでは起動画面やロード画面まで再現されている)、価格も2000円ということもあり人気を博しました。
しかし同年、SCEから
プレイステーション・ポータブル(PSP)が発売されます。
GBAに比べて圧倒的に高い性能を持つPSPに対抗するため、任天堂も
NintendoDSを繰り出します。
NintendoDSが大ヒットとなったことで、DSにGBAとの互換機能があることもあり、ソフトメーカーもユーザーも次第にDSへシフトしていき、翌年2005年以降、目に見えて対応ソフトの発売数が減っていきます。
そして2006年11月30日、「
ファイナルファンタジーIVアドバンス」が発売。これが最後のGBAソフトとなりました。
携帯ゲーム機の急速な進化により強制退場させられたという感が強く残る幕引きでしたが、良作ソフトも多く、今でも現役で使っている方も多いようです。今でも中古ショップで安く買えますし。
どうでもいい話ですが、「アイドルマスター」というアーケードゲームで、ある登場人物が趣味としてゲームボーイアドバンスを挙げていたんですが、この設定はXboxに移植される際、削除されてしまいました。
まあXbox任天堂のゲーム機じゃないんでしょうがないといえばしょうがないんですが…
それじゃ、今日はこのへんで。
ファイナルファンタジーIV アドバンス+天野喜孝デザインゲームボーイミクロ同梱版