前回から、「ぷよぷよ!!クエスト アーケード」における「連鎖(れんさ)」についての連載を行っています。
前回は連鎖とは何か?ということと、連鎖がいかに大事かということについて書いていきましたが、今回は「どのように連鎖を起こすか」ということについて書いていきたいと思います。
第2回 連鎖(れんさ)を起こすしかけ~「階段積み」編
さて、プレイヤーの中には、6れんさや7れんさ、もしくはそれ以上の連鎖をばんばん出すことができる人がいますね。
もちろん彼らは適当にぷよを消しているわけではなく、ぷよを消す前に上手く並び替えて、連鎖を起こすための「しかけ」を作っているわけです。
問題はその「しかけ」の作り方ですが、連鎖を起こすのが上手い人は、画面を見ただけでどうぷよを並び替えればいいか瞬時にわかる!…わけではなく、あらかじめ覚えておいた「しかけの形」をそっくりそのまま作っているだけなのです。
つまり、その「しかけの形」さえ覚えてしまえば、だれでも運に頼らず連鎖を起こすことができるようになるのです。
その「しかけの形」のうち、最も基本的で簡単なものが「階段積み」です。
1・基本の形
「階段積み」の基本の形はこうなります。
このように、
同じ色のぷよを3つ縦につなげ、その上に横に一つずらした形でぷよを並べていきます。この図の場合、右にずらして配置しましたが、左でもかまいません。
並べ終わったら、ずらした方の一番端の3つ縦に並べたぷよに同じ色のぷよをくっつけて消します。(この図の場合は紫)
すると、消えた紫の上にのっていた青が下に落ち、その左にある青3つにくっついて消え、そしてその上にのっていた緑が…という感じでぷよが次々に消えていきます。
この図の場合であれば5れんさになるはずですが、実際には上にあるぷよや新しく補充されたぷよの影響で1~2ほど多くなったり少なくなったりすることがあります。
とりあえず、この形を覚えておき、実戦で出来るだけこの形の通りに(色は違っててOKです)並べられるよう練習してみてください。
2・上のスペースを使ったしかけの作り方
基本の形では5れんさを狙うわけですが、もう少し上、6~7れんさを狙いたい場合は、もう横にはスペースがないので、空いている上のスペースを使っていきます。
たとえば、6れんさを狙う場合、こう並べる方法があります。
横に飛び出したぷよの下にさらに3つ縦に並べたぷよを追加し、上にはそれと同じ色のぷよを1個置きます。
そして、飛び出したぷよとその上のぷよを入れ替えると、一番端のぷよが消え、あとは階段積みの基本の形の通りに消えていきます。
さらに、7れんさを狙う場合は、例えばこんな方法が。
こんな感じで、連鎖開始ポイントの逆の方に、覆いをするようにぷよを横に並べます。こうすることで、下のぷよがすべて消えた後にこの覆いが横にくっついて消え、さらに1れんさ追加されます。
覆いに使うぷよの色は、左の4列のどれにも使われなていない色にします。
他にもこんな方法が。
階段積みを作り始める時、最初の縦3列のぷよの一番下をわざと別の色に変えておきます。このとき、横にずらした一番上のぷよにもう一つ同じ色のぷよを置いておく必要があります。
そして、隅っこのぷよと同じ色のぷよを3つ、上に追加しておきます。
ここからさらに上、8れんさ以上を狙う場合は、上にも階段積みを作る必要があります。
この場合、連鎖を上から下につなげる連結部が必要です。
連結部の作り方ですが、ちょっと複雑なので図をご覧ください。
こんな感じで並べて連結部を作ります。連結部が完成したら、そこから下と同じように階段積みを作っていきます。
ただ、この連結部、複雑な分作るのに時間がかかります。作るのに手間取ってしまうと完成する前に時間切れになってしまい、結局連鎖できなかった…ということがあるので
連結部だけ先に作っちゃいましょう。連結部を完成させてから階段積みを連結部に近い方から作っていき、残り時間が少なくなったら上の青(この図の場合)を消して連鎖を開始させます。
連結部だけ消しても一応3れんさになりますし。
ちなみに、連結部を利用した階段積みの完成系がこれ。
これで11れんさになります。
実際には時間やぷよの色の割合もあるので9れんさ前後が限界でしょうが、理論上はここまで出来るということです。
最後になりますが、
連鎖の「しかけ」を作るうえで一番大切なことは「しかけが未完成でも残り時間が少なくなったら連鎖を開始する」ということ。しかけ作りにこだわりすぎて攻撃がおろそかになっては本末転倒です。残り時間が5秒になってカウントダウンの声が聞こえてきたら、しかけ作りはそこでやめて、連鎖を開始するようにしましょう。
次回は、階段積みとは違った「しかけ」の作り方を紹介したいと思います。