今日は最近(といっても1年ほど前ですが)プレイした「
剣と魔法と学園モノ。2」について書いちゃおうかなーとか。
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剣と魔法と学園モノ。2
対応機種:プレイステーションポータブル(PSP)
ジャンル:ロールプレイングゲーム
メーカー:アクワイア(開発はゼロディブ)
発売日:2009年6月25日(後にBEST版が発売) |
冒険者養成学校、クロスティーニ学園。
プレイヤーはここの生徒として、罠やモンスターが待つ危険な迷宮を探索しつつ「クエスト」と呼ばれる課題をクリアして行きます。
Wizardry風の3Dダンジョン探索RPGに萌え要素を付加した人気シリーズの第二弾。
システムも大体Wizardry準拠で、6人パーティーを組み、ダンジョンを探索しながらキャラを強化していく…という流れ。
難易度もWizardry準拠の鬼畜仕様で序盤からいきなり難しいです。
最初のダンジョンから結構な強敵が出るので正直魔法使いは二人ほど欲しいところ。
また、最初のマップでレベルを3まで上げて魔法使いに「
フロトル」(バーティー全員を浮遊させ、床の罠を回避する魔法)を覚えさせておかないと、ダメージ床の罠であっけなく全滅します。
そういえば罠は最後までパーティーを苦しめてきます。特に
ディープゾーン(全員浮遊していないと通れない底なし沼のような場所)と
アンチスペルゾーン(通ると全ての魔法の効果が切れ、魔法そのものも使えなくなる)が同時に仕掛けてある罠は、一歩踏み込むと
「浮遊」のスキルを持っていないキャラは全員即死という凶悪そのものな罠。(「浮遊」のスキルを付加できる装備品があるのが救いですが)
あと
氷の床で滑って壁にぶつかるとその壁にめり込んで全滅とか(壁の中に入ると即全滅というルールがあるため。つかこれはバグの範疇なんじゃ…)。
見た目に反して相当マゾいゲームではありますが、強力な技や魔法が揃ってくる中盤以降は比較的楽になります。一部バランス崩壊級の魔法もあるし。…なんか強力な敵に強力な味方というバランスの取り方ですが。
それでいてキャラは可愛くてストーリーも基本ライト(後半はシリアスですが)。なんだろうこのカオス加減。
…ここまでなら単に「バランスが悪いゲームだなオイ」で済まされるんですが、このゲームはそれだけじゃ済まされない部分があるんです。それがバグの多さ。
それもプレイヤー側に不利なものばかりで、ある場所に足を踏み込むと即全滅(何故かそこだけ壁の中扱い)、称号に取得不可能なものがある、本来まだ行けちゃいけない場所に行けちゃうワープゾーンがある、一部クエストがなんの断りもなしにある日突然消滅する、錬金のレシピの記述に間違いがある…など。(わたくしは遭遇しませんでしたが、フリーズも結構な確率で起きるとの事)ちゃんとデバックやったんでしょうか。
またバグではありませんが、魔法使いに向いている(説明書にそう書いてある)はずのノームが魔法使いになれない、ボスがほとんど1ターンで倒せてしまう(ラスボスでも2ターンあればOK)など???な部分も。
…なんか造りが雑なんですよね、全体的に。
とは言え、ゲームシステムの根本部分が崩壊しているわけではないので結構楽しめました。やりこみ要素も結構あるし。キャラも可愛いし。それに自分で名前付けて作ったキャラを操作するので愛着も湧いてきますし。
ちなみに約1年後に何故かPS3でリメイクされました。上記のバグも結構取り去られているようなので興味がある方ならこっちをやった方が良さそう。
それじゃ、今日はこのへんで。