2月21日、政府は違法なソフトを動かす「マジコン」と呼ばれる装置への規制を強化する事を発表しました。
具体的には不正取引防止法を改正して、マジコンなどの譲渡に刑事罰を化すという事で、早ければ年内に施行されるそうです。⇒毎日jpさん


…マジコンって何さ？という方に説明しますと。

マジコンというのはゲームソフトのコピーを保存したり、それをゲーム機上で起動したりできる装置の事を言います。
「マジックコンピューター」の略なんだそう。

自分で作ったプログラムをゲーム機上で起動させるという使い方も可能なんですが、もっぱらインターネット上に不正に流されているゲームソフトのデータをコピーすることで、タダでゲームをプレイできる装置と認識されているようです。
もちろん、そんなことをすれば著作権法に引っかかります。

ゲームメーカーもただ手をこまぬいていた訳ではなく、ゲーム機やゲームソフトにマジコンを使った状態ではゲームがまともにプレイできないようにするプロテクトをかけていたりするんですが、こういうプロテクトを解除できるマジコンもあり、正直いたちごっこのようです。
それにマジコン販売規制はすでにあったんですが具体的な罰則が無かったために効果が薄かったため、そういうところを踏まえての法改正なんでしょう。

法改正されればマジコンは国内で販売禁止になるので流通の阻止が期待できます。
じゃあ海外から個人輸入だ！と考える人がいるかもしれませんが、関税法も改正しマジコンを輸出入禁止品に加える方針なんだそうです。


果たしてこれで国内からマジコンを一掃できるのか？
またいたちごっこになりそうな気もしますが、ゲーム市場衰退の一因ともなるので、できるだけ早い法改正が望まれます。


それじゃ、今日はこのへんで。