今日は個人的に好きなゲームタイトル「
機甲装兵アーモダイン」についてお話したいと思います。
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機甲装兵アーモダイン
対応機種:プレイステーション2
ジャンル:運営&戦略シミュレーション
メーカー:SCE(開発は大宮ソフト)
発売日:2007年2月22日 |
火星に人が住むようになった近未来。地球と火星移民たちの戦争が勃発し、生まれ故郷を追われることになった新米仕官の主人公は、地球軍の小隊長として戦いに身を投ずる事になる…。
いわゆるリアルロボット系SLGですが、このゲームが特徴的なのは主人公が「プレイヤー部隊の
指揮官」であるということ。
主人公は戦場の後ろでキャリアー(攻撃能力なし)にでんと構え、隊員に指示を与え、戦闘での勝利を目指します。
戦闘パートはセミオート。プレイヤーはある程度の指示を与えるだけ(しかもCPと言う数値分しか命令できない)で、あとは隊員たちが自分の判断で戦います。
また隊員の育成も主人公の仕事。戦闘パートのまえにある育成パートで、隊員たちに適切な訓練をさせ、時にはコミュニケーションをとったりして次の戦いに備えます。隊員同士でケンカしたり恋仲になっちゃったりするのも面白いところ。また主人公への信頼度が低い隊員は戦闘パートで勝手な行動をとることがあるので、会話やボーナス支給(!)で信頼度を上げておく事も肝要です。
そして
育ちきった隊員は本部に送られることになり部隊から外れます。
無論戦力が低下することになるんですが、きちんと育てた隊員を送ると「名声」が上昇、新しい兵器が買えるようになったり能力が高い新人が入って来やすくなるので、長期的に考えれば戦力アップにつながります。
ストーリー関連ですが、設定は良くできています。戦闘ロボットである「アーモダイン」が「既存の兵器を超える最新型兵器」ではなく「
条約で既存の兵器が使えなくなったのでもともと作業用だったのを戦闘用に作り直しました」というのが斬新です。(そのため戦車が強敵として立ちふさがる展開がある)
ただストーリーそのものはちょっとありがちかな…キャラクターも含めて。
あとグラフィックははっきり言って
ショボイ。PS1後期の作品と言っても信じる人いるかも。
ただそのせいかロード時間は少なく、ユニットの移動中に戦闘シーンの読み込みが完了してしまうため待ち時間はほとんどなし。非常にサクサク進みます。
また難易度ですがそれほど高くないです。ただ前記の隊員の本部送りシステムのほか、アーモダインに同種の強化パーツが1つしか付けられない、などいわゆる強キャラが作りにくい環境なのでここは好みが別れるかも。(バランス調整策としては成功してると思いますが)
あとオンラインマニュアルやオプションの設定集が非常に充実してたり、実は対戦可能(本部に送った隊員たちが使える)だったり。ぱっと見
非常に地味ですが、ゲームとしては遊びやすく、非常によく出来ています。
コツコツ系が好きな方、ミリタリー系ロボットアニメが好きな方、経営SLGが好きな方は気に入るんじゃないでしょうか。
それじゃ、今日はこのへんで。