久しぶりにコラム系記事書きます。
興味のあるゲームの購入の判断材料の一つとなる人様のゲームレビューですが、中には明らかにゲームをプレイしていない人が書いたものやただの荒らし行為、言いがかりに近いものなど問題のあるレビューも少なくありません。
まあ、あまりにもひどいレビューは一見して分かるのでいいとして、中には巧妙に書かれた、中傷なのかただ単にアレだから酷評しているのか判断しづらいレビューもあったりします。
そんな読み手を誤った方向に導くダメレビューに騙されないよう、チェックポイントを10個くらい考えてみたので、レビューを読む際の参考にしてください(こないだツイッターでつぶやいた内容の増補バージョンですが)
●発売前、もしくは発売直後に書かれたレビューである
発売前に書かれたやつはもう論外ですが、発売日からそんなに経っていない時に書かれたレビューも信用性の低いものになりがちです。全く、ないしはちょっとしかプレイしていないで書かれたレビューである可能性があります。
レビューサイトやブログなどではそれが書かれた日にちが記録されている事も多く、そのレビューがいつ書かれたのかを知るのはそれほど難しいことではありません。
●文章が短すぎるor長すぎる
やはり3行で終わってしまうような、内容が何も伝わらないいい加減なレビューより、詳しく書かれたレビューのほうが信用性が高いのは言うまでもありません。
だからと言って長けりゃいいってものでもありませんが。妙に長いレビューの場合、説得力の無さをごまかそうとしている可能性もあります。妙に小難しい用語が目に付く場合は要注意。
●罵倒の言葉や乱暴な言葉遣い、草(w)が目に付く
単にそのゲームを馬鹿にしたいだけの可能性が濃厚です。
●長所or短所しか書かれていない
個人的にですが、長所も短所もしっかり書かれたレビューが良いレビューだと思っています。
どっちかしか書かれていない場合、そのゲームをどうしても持ち上げたい(貶めたい)と思って書かれたものである可能性がありますし、そうでなくてもそういう態度は公平ではありません。
●理由が書かれていない
長所や短所が書いてあっても、それがなぜ長所(短所)なのか書かれていないのも良いレビューではありません。
書いてあったとしても言いがかり的な内容な場合も同様。
●ゲームの内容以外を評価の基準にしている
たとえば「このゲームのメーカーは○○というクソゲーを作った事があるからこれもクソゲー」だとか「前作が面白かったからこれも良作」「○○本しか売れなかったから…」など、ゲームの内容以外の点で評価を決めてしまうようなレビューは、書いた人がそのゲームをプレイしていない可能性が高く、あまり信用できません。
いわゆるレッテル貼りというやつです。
●嘘を書いている
公式サイトや攻略Wikiなどと食い違う記述があったら要注意です。
他のレビューと見比べてみるのもいいかもしれません。
●複数の文体が混じっている
ですます調で書かれていた文章が途中で突然である調に変わるなどした場合は、そのレビューは複数の他サイトから少しづつコピペして繋げて作られただけの可能性が高いです。
●主観的な記述しかない
レビューというものはぶっちゃけて言えばその人の主観によって書かれるものなので主観を排除するのは正直無理ですが、それでもできるだけ客観的な視点、つまり「自分がどう思うか」ではなく「自分の目の前で何が起こったか」という視点で書かれたレビューのほうが信用できます。
人の価値観はそれぞれであり、レビューを書いた人がクソゲーだと思っていても、そう思っているのはその人「だけ」と言う可能性もないではありません。
●いちいち特定のゲームと比べる
有名な他のゲームと比べる事は、そのゲームがどんなゲームかをわかりやすく説明するために有効な方法です。
しかし、その比較対象が特定のゲームで、「この部分は○○に比べて優れている(劣っている)」という記述ばかりといった場合、他のゲームレビューにかこつけてそのゲームを褒めたい(貶めたい)だけ、という可能性もあります。
●発売時の事情を全く考慮してない
レトロゲームなど昔のゲームを、今の基準でレビューするのは論外といえます。
今と昔ではゲーム機のスペックがまるで違います。昔のゲームが今のものと比べてグラフィック・サウンド面などで劣るのは当たり前ですし、バッテリーバックアップも無い時代のファミコンのゲームのレビューで「セーブできないからクソ」とか書くのはお門違いです。
最近ではバーチャルコンソールなどレトロゲームを現行のゲーム機で遊ぶことができるようになりましたので、特に注意したい所です。
ここまで書いて、じゃあ自分はどうなんだ、というのが頭をよぎりましたが、少なくとも↑に引っかかるような記事は書いていない…はず。
まあ自分に対する戒めの意味もこめて、ということで。
それじゃ、今日はこのへんで。
超クソゲー3
多根 清史 阿部 広樹 箭本 進一