艦これでは、戦闘開始前に陣形を選択することができます。
陣形にはそれぞれ特徴があり、状況に合わせて陣形を選択することで、戦いを有利に進めることができます。
今回は、リアル艦隊戦での話も含めて、それぞれの陣形について見ていきたいと思います。
◆単縦陣 艦隊が縦一列に並ぶ陣形で、艦隊運動がしやすい最も一般的な陣形です。
艦船は基本的に横を向いた時が最も攻撃力が大きくなります。横を向けば、艦首と艦尾にある主砲や、側面に装備した副砲・機銃・魚雷などをフルに使って攻撃できるからです。横を向いた状態での攻撃が最もやりやすいのが単縦陣というわけです。
艦これでもそんなリアル艦隊戦事情を考慮し、
この陣形を選んだ時が最も砲撃戦・雷撃戦の攻撃力が高くなるようになっています。
その代わり
対潜攻撃力は最低、僚艦が旗艦をかばう確率も低くなります。とはいえ、敵に潜水艦がいないことが分かっているなら基本的にこの陣形がおすすめです。
◆複縦陣 単縦陣の応用陣形で、縦2列に並びます。艦隊に艦娘が4隻以上いると選択できます。
単縦陣と比べると、砲撃戦・雷撃戦の攻撃力が若干落ちる代わりに、
対空戦と対潜攻撃が少し強くなるバランス型の陣形になっています。
砲撃の命中率が高くなるらしいので、戦艦や重巡洋艦メインの艦隊で、敵に空母や潜水艦が1~2隻混じっているようなときはこの陣形がよさそうです。
◆輪形陣 旗艦や空母など、重要な艦船を守るための護衛陣形。艦隊に艦娘が5隻以上いると選択できます。
輪になって固まり、対空砲の弾幕を厚くすることで敵航空機の接近を防ぐ陣形で、リアル艦隊戦でもよく使われていたようです。
艦これでも、
この陣形を選ぶと対空戦で最も有利になります。また旗艦をかばう確率も高くなります。さらに、
対潜攻撃も比較的高めになりますが、
砲撃戦・雷撃戦の攻撃力はそこそこレベルです。
敵艦隊に空母が多数いる場合や、潜水艦とその他の艦の混成部隊の時に使うといいでしょう。
◆梯形陣 斜め一列に並ぶ陣形。艦隊に艦娘が4隻以上いると選択できます。
敵の艦隊の列に割り込んで乱戦にしたり、敵との距離を調整するときに使っていたようです。
艦これでは、今のところ
これといって利点が見当たらず、特性がよくわかっていない謎の陣形となっています。
一説には夜戦で有利だとか、ゲームバランス調整用の手加減陣形だとか言われていますが真相は不明。
敵潜水艦隊が好んで使ってくるため、そのあたりに謎を解くカギがありそうですが…
◆単横陣 横一列に並ぶ陣形で、艦隊に艦娘が4隻以上いると選択できます。
横に広がることで潜水艦が探しやすくなり、広い範囲に爆雷を投げ込むことができるので、
対潜攻撃力が最も高くなります。逆に、
砲撃戦・雷撃戦の攻撃力は大きく下がります。敵艦隊が潜水艦のみで構成されている場合は、この陣形で決まりでしょう。
※各陣形の特性早見表
陣形 | 砲撃戦・雷撃戦 | 対潜攻撃 | 対空 | かばう発生率 |
単縦陣 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ |
複縦陣 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
輪形陣 | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
梯形陣 | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ |
単横陣 | ☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ |
陣形と命中率・防御力・回避力・クリティカル率発生率などの因果関係はよくわかっていないようです。
複縦陣は防御力が、単横陣は回避力が高くなると言われていましたが、最近の検証ではあまり関係ないのではないか、とする説が有力視されています。
ちなみに、開幕爆撃や夜戦では陣形はほとんど関係なくなるようです。
次回は、「同航戦」「反航戦」「T字戦」について見ていきたいと思います。
それじゃ、今日はこのへんで。
山崎かずま KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2014-10-27