最近ブログの更新頻度が落ちてきてすみません。
今日は久しぶりのゲーム語るコーナー。人気ARPGシリーズの「
イース -フェルガナの誓い-」について語ってみますね。
イース -フェルガナの誓い-(通常版)
イース -フェルガナの誓い-
対応機種:プレステーションポータブル(PSP)
ジャンル:アクションRPG
メーカー:日本ファルコム
発売日:2010年4月22日
古代王国イースをめぐる冒険で意気投合したアドルとドギは、二人で冒険の旅を続けていた。
あるとき、二人はドギの故郷フェルガナについての不穏な噂を耳にする。
いわく、魔物の出現や火山の活発化など数々の異変が立て続けに起こっているらしい…。
噂の真偽を確かめるためアドルたちはフェルガナを訪れる事になるが、そこには数々の謎と陰謀、そして新たな冒険が待ち受けていた…。
本作は16年前に発売されたイースシリーズ3作目「
イースIII -ワンダラーズフロムイース-」のリメイク作品であるPC版のPSP移植版になります。
リメイク作品といっても、ゲームシステムはイースIVを基にしたものに置き換えられていますし、ストーリーや登場キャラの設定も結構変わっている部分があるのでほとんど新作と言っても差し支えありませんが。
またPC版と比べると「ダブルブースト」(パワーアップ技であるブーストの強化版で、パワーアップに加えて発動時の吹き飛ばしダメージとHP自然回復効果が加わる)と2周目以降の引継ぎ要素が追加されています。
ゲームの流れは、主人公アドルを操作して、レドモンドの町を拠点に各ステージを一つずつクリアしていくという流れになります。
アドルはレベルアップやアイテム入手で強くなっていき、特に3種の腕輪を手に入れると、MPを消費して
リングアーツと呼ばれる特殊技を繰り出せるようになります。
プレイ感覚は非常に快適です。ロード時間が短く、回数も少ないのでストレスを溜めずにプレイできます。
また操作性もよく、アドルの動きも軽快なのでサクサクと進めることができます。
またオプションが非常に充実していて、ボタンの配置変更はもちろん、アナログパッドでの移動方向を8方向に限定したり、穴に落ちても落ちる前に戻ってやり直せるNotFall機能(落ちた先に重要なアイテムがあることもあるので常時ONにするのはおすすめできません)などが使える便利ボタンなど、快適にプレイできる設定が充実しています。またオリジナル版経験者のために、BGMをイースIII使用に変更できる項目もあります。
会話シーンではさすがに全部ではないですが一部フルボイス。それも主要キャラだけでなく町民や一部の中ボスなどの脇役にもボイスがついています。特にストーリーに絡むわけでもないリガティ(中盤に登場するボスの鳥人三姉妹)までボイスがついてたのは驚きでした。
ゲームの難易度はやや高め(少なくとも他のイースシリーズよりは高い。難易度設定はできますが)。特にボス戦が難儀しまして、初見だとほぼ負けます。ボス戦ではHPの回復がダブルブースト以外ではできないので、敵の攻撃を見切って余計なダメージを喰らわないようにするのが攻略の第一条件。勝てるようになるまで何回もゲームオーバー画面を拝むハメになります(つまり
死んで覚えろ的な難易度)。
ただ、同じボスに三回負けるとボスを弱くして再戦することができるようになるので、アクションが苦手な人でも何とかクリアできるようにはなっています。
個人的に大満足の出来でしたが、少し残念だった点を3つほど。
まずHP回復アイテムを持ち歩けない事。薬草は敵が時々出しますが、取ると即使ってしまうんですね。
ザコ敵は薬草の他にも能力アップの薬を出し、コンボを決めていくと出す量も多くなっていくんですが、逆に言うと何らかの理由でコンボが途切れてしまうと一気に不利になってしまいます。まあ、そういうときのために敵を気絶させたりするアイテムがあるんですが…
もう一つは、オリジナル版からのストーリーの一部改変。もちろん良い方向に働いてる部分も多いんですが、イースIII経験者のわたくしとしては「
敵幹部をナイフで脅して隠し扉を開けさせるヒロイン」というファンキーなイベントがカットされたのは残念至極。
最後は、最近のゲームとしてはボリュームが少し少ないところ。まあ、元が16年も前のゲームなんでボリューム増やすのにも限界はありますし、ARPGなのでボリューム増やしても疲れるだけ、という意見も多いので一概には言えませんが。
少々難しくて指が疲れるものの、イースシリーズとしても、PSPのARPGとしてもトップクラスの出来です。
最近のゲームはヌルいなーと思ってる方にもオススメ。とりあえずプレイして損は無いゲームだと思います。
それじゃ、今日はこのへんで。
オリジナル・サウンドトラック イース~フェルガナの誓い スーパーアレンジバージョン
Falcom Sound Team jdk ゲーム・ミュージック