こないだICOのこと書いてて思ったんだけど、ゲームのプレイ日記もいいけどああいう感じで以前プレイしたゲームの感想をつらつらっと書いていくのも結構楽しいと思いました。
レビューっていうんですかね、こういうの。小学生時代、読書感想文が苦手だったんで上手く書けるかわかんないんですけど、うちでもやってみようかと思うんです。


で、今回は「戦場のヴァルキュリア２」について書きたいと思います。

戦場のヴァルキュリア２　ガリア王立士官学校 対応機種：プレイステーションポータブル メーカー：セガ 発売日：2010年1月21日

PS3で発売された人気シミュレーションRPGの続編。
兄の死の真相を知るために士官学校に入学した主人公が、学校生活や戦闘を通じて級友と共に成長していく物語。

このシリーズの目玉はやはり「ＢＬｉＴＺ」と呼ばれる、SLGとアクションを合体させたような独特のシステムですか。
普段は普通のSLGっぽい画面なんですが、動かしたいユニットを指定すると、そのユニットを操作して3Dマップを駆け回るアクションに早変わり。「敵の迎撃をやりすごして銃弾が途切れた瞬間を狙って突っ切る」とか「草むらを匍匐前進で進んで敵の後ろに回り込む」「偵察兵を送って先の状況を確認する」などの作戦行動が直感的に行えます。
また、武器を構えている時は時間が止まり、敵は迎撃はするものの動き回らないので反射神経がなくても大丈夫。あくまでSLG主体で、反射神経がものをいう世界ではないので。（迎撃があるので素早く行動する必要はありますが）

ボリューム的には非常にたっぷりです。ステージ数は１００を優に越え、メンバーは普通に仲間になるキャラだけでも30人以上、個性の強い連中なので誰か一人はお気に入りがいるはず。また兵器開発や称号集めなどのやりこみ要素も豊富。

演出面についてはグラフィック・サウンドともに平均以上、一部フルボイスでムービーもアリ。
一度見たイベントやムービーをいつでも再度鑑賞できるのもいいですね。


残念だったのがストーリー関連。基本学園モノで明るいカンジなのは別にいいんです。ただちょっと細かい部分が気になって…

• 中盤～後半で主要キャラの戦死イベントがあるんですが、それに対しての周りの反応の描き方がちょっとアッサリしすぎなんじゃないかなあと。
• 学園モノに比重を置き過ぎたせいで戦争の緊迫感的なものがいまいち伝わってこない。
• 隣のクラスでは普通に戦死者が出てるのに主人公のクラスではシステム上戦死者が出ない。（倒されてもミッション3回休みで完全復活）
• 中盤主人公が命令違反で独房入りになるんですが、ミッションは普通に出撃できちゃうんですよねえ…

あとシステムの事に言及するならクラスチェンジですかね。
このゲームでは、戦闘終了後に、その戦闘で活躍したキャラに「単位」が贈られ、これを一定数集める事で上級兵種にクラスチェンジできるんですが、どの「単位」を取れるかは完全ランダムなので（実際はミッションごとに２～５種類の取得可能単位が決められていて、それからランダムで選ばれる）欲しい単位がなかなか取れなくてクラスチェンジできないキャラが出てしまうのはどうにかならなかったんでしょうか。
せめて下位の単位10個を上位の単位1個に変えてくれるとか、そういう救済措置があったほうが良かったんですが…

あと細かい事を言えばオーダーがCP消費多すぎで使いづらいとか、ミッション準備画面で戦車の装備換えやメンバーの入れ替えが出来なくてちょっと不便とか、バルドレンのあの中途半端な仮面みたいなのは何だとか
いろいろあるんですが、全体としては自由度は高めで、難易度も丁度良くて、やりこみ要素も十分すぎるほどあってかなり楽しいゲームではあります。

続編も出る予定で、こちらはストーリーに力を入れるとの事なのでちょっと楽しみ。


それじゃ、今日はこのへんで。