「ゲーム機のはなし」も14回目、ついに今回から2000年代に突入。
と言う事で今回は
プレイステーション2(PlayStation2)です。
PlayStation 2 チャコール・ブラック (SCPH-90000CB)
プレイステーション2
メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日:2000年3月4日
販売台数:2011年現在で全世界で1億5千万台(
Wikipediaより)
ゲーム機戦争でセガサターン、Nintendo64を破り国内ゲーム市場のトップに君臨したプレイステーションの後継機。
発売当初から人気で、3日で100万台近くを売り上げたと言われています。
人気の秘密は、まず
初代プレイステーション対応のゲームがそのまま遊べるという互換性にありました。
プレイステーションから買い替えするユーザーにとってはソフトを追加購入しなくてもすぐ遊べること、そして新しくPS2を買うユーザーにとってはすでにたくさんのソフトの選択肢があるという利点がありました。(ただ全てのPS用ソフトが使えるわけではなく、ソフトによっては立ち上がらなかったり正常に動作しなかったりします)
またもう一つの人気の秘密として、ゲームソフトの媒体としてDVD-ROMを採用したため、当時高価だった
DVDプレイヤーとしても使えるという点がありました。このため普段ゲームをプレイしないユーザーもこぞって買い求め、PS2普及の一因となりました。
DVDの普及が進んだのもPS2のおかげだという意見もあります。
発売時こそ良質なソフトは出揃っていませんでしたが、翌年の2001年には「
鬼武者」や「
ファイナルファンタジーX」など、本格的にソフトが出揃い始めます。
2001年にゲームキューブ、2002年にXboxというライバル機が登場しますが、それでもトップの座は揺るがず、2005年には早くも全世界売り上げ1億台を突破します。また2004年には体積を約四分の一にまで削った薄型のPS2も発売されました。
そんなPS2も2005年に後継機プレイステーション3の開発が決定し、ライバル機Xboxの後継機Xbox 360が出たあたりから徐々に話題性が薄くなっていきます。
2006年にプレイステーション3が発売された後も一定の需要があんたんですが、2008年ごろになるとPS3の他にPSP、Wii、NintendoDSの普及でソフト発売数も落ち込んできます。それでも恋愛ゲームや萌えゲー、乙女ゲーなどのジャンルを中心にソフトは供給され続け、2011年現在でもまだ新作ソフトの発売があります。
いままで発売されたソフトのタイトル数はざっと3000はあるでしょうか。
ちなみに本体は2009年で生産が終了しました。
生産終了したものの、中古ショップでの取り扱いも多く、まだまだ現役のPS2。
対応ソフト数も非常に多く、当初PS2と互換性のあったPS3もコストダウンのため互換性が失われたので今でも買う価値は十分にあると言えます。
それじゃ、今日はこのへんで。
鬼武者