ゲーム機のはなし、第6回はプレイステーション。
今回はPS2やPS3は後日にして、いわゆるPS1（PS one）のはなしで行きたいと思います。

プレイステーション メーカー：ソニー・コンピュータエンタテインメント 発売日：1994年12月3日 販売台数：約1750万台（全世界で1億台以上）（Wikipediaより） ※←は2000年7月7日に発売された 互換機のPS oneです

1994年、次世代ゲーム機戦争勃発…。
この年には、それまでの家庭用ゲーム機とは一線を画す性能を持った次世代のゲーム機が各メーカーから相次いで発売されました。
松下電器（現パナソニック）から「3DO REAL」。
SNKからは「ネオジオCD」。
セガからは「セガサターン」。
NECホームエレクトロニクスからは「PC-FX」。
そして「プレイステーション」。

プレイステーションはソフト媒体として最初からCD-ROMを採用（上記のゲーム機全てにいえますが）。データにアクセスする時に待ち時間が発生するようになったものの、大容量かつ低価格、また大量生産もしやすいといった利点があり、以後しばらくTVゲームソフトはCD-ROMが主流となります。

プレイステーションは当時アーケードゲームで流行っていたポリゴンによる3Dグラフィックスを扱う事を得意としており、発売当初は「リッジレーサー」や「闘神伝」が人気を博していました。また3DCGによるムービーも再生可能で、ムービーをふんだんに使って物語性を強めたゲームもこのころから出始めました。

1996年になると、次世代ゲーム機戦争を生き残ったプレイステーションとセガサターン、遅れてこの年に発売されたNintendo64との間で熾烈なシェア争いが始まります。
当初はセガサターンが優勢でしたが、プレイステーション側はナムコやスクウェアなど有名サードパーティー（本体メーカー以外のソフトメーカー）を味方につけることに成功。スクウェアの人気RPGシリーズ「ファイナルファンタジーVII」などで反撃に転じ、優勢となります。
さらにカプコンの「バイオハザード」が大当たりしプレステブームが到来。おまけにエニックスの国民的RPGシリーズ「ドラゴンクエストVII」でライバル機に決定的な差をつけ、ついに業界トップに立つことに成功します。

その勢いのまま、2000年にプレイステーションソフトとの互換性とDVD再生機能を持たせた次世代機「プレイステーション2(PS2)」が発売されます。
そしてこのあとPS2一強時代が到来するんですが、その話は後日と言う事で…。


プレイステーション成功の要因としては、先にも述べた、有名サードパーティーを味方につけることができたという点もありますが、派手なゲーム機戦争で多くの消費者から注目された事、また大人も楽しめるゲームの登場により「TVゲーム機は子供のおもちゃ」というイメージを払拭し、これまでゲームと無縁だった層からも指示を受けられた点も大きいようです。

それじゃ、今日はこのへんで。

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