ゲーム機からゲームの歴史を紐解く（つもりの）「ゲーム機のはなし」…第7回はセガサターンのつもりだったんですが、ゲームギアとかネオジオとか忘れてたのが結構ありました。
なので今回はゲームギアについて書こうと思います。

ゲームギア メーカー：セガ・エンタープライゼス 発売日：1990年10月6日 販売台数：約187万台 （ニコニコ大百科より）

1年前に発売されたゲームボーイに対抗する形でセガから発売された携帯ゲーム機「ゲームギア」。

その特徴は、カラー画面であるということ。（何気に日本初のカラー画面採用の携帯ゲーム機だったりします）
またバックﾗライトも搭載しているため、暗い場所でもゲームが楽しめます。
そして、別売りのTVチューナーパックを接続する事で携帯テレビとしても使えてしまうという点も売りでした。

しかし高性能と引き換えに携帯性が犠牲になり、サイズは横21cm×縦11.3cmと大型化。
電池も単3電池を6本も使う割には3～5時間しか持たず、画面も動きが激しいゲームでは残像が目立って多少見づらい物でした。
また値段も当時の据え置き型ゲーム機とあまり変わらず、ゲームボーイほどの人気は出ませんでした。

売れ行きも低迷しましたが、メガドライブソフト「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「ぷよぷよ」の移植などでなんとか持ち直し、1993年からは値段を下げたり、ソフトを1本同梱した「ゲームギア+1」シリーズをリリースし、普及に努めます。
こういった努力の甲斐もあって、徐々に人気が出始め、一定のファンを獲得する事に成功しました。

1996年には「キッズギア」に改名、有名アニメのキャラクターを使用したゲームなど、低年齢層向けの販売戦略をとりますが、携帯ゲーム自体が低迷していたこともあり、同年を持ってソフトの供給が終了してしまい、後継機も発売されませんでした。


マイナーハードの一つに数えられがちなゲームギアですが、ソフトはややマニアックなラインナップながら「魔道物語」シリーズなど結構いい作品が揃っていたようです。
一部のソフトはバーチャルコンソールなどで遊ぶ事もできます。


それじゃ、今日はこのへんで。

魔導物語A~ドキドキバケーション~ 【ゲームギア】 by G-Tools