うい。今日は恋愛+ロボット物SRPG「
聖霊機ライブレード」の事書いちゃうよ。
しかしマイナーゲーばっかだねうちのブログ。
※↑はPS版です |
聖霊機ライブレード
ジャンル:シミュレーションRPG
メーカー:ウィンキーソフト
<プレイステーション版>
発売日:2000年3月23日
<ドリームキャスト版>
(シナリオ等が追加されたバージョンアップ版)
発売日:2000年9月28日
<ゲームアーカイブス>
(収録されているのはPS版)
対応機種:プレイステーション3/
プレイステーションポータブル
発売日:2007年11月27日 |
(※管理人はPS版しかプレイしてないのでPS版について書きます)
主人公・風見透夜は爆破テロで両親を亡くしたがそれ以外は普通の高校生であった。
しかし4月8日(金)、放課後に突如2体のロボットが落下、戦闘を開始してしまう。
そのうち一方のロボットに偶然乗り込んだことで、彼は異世界アガルティアでの戦乱に巻き込まれることになってしまう…。
当時バンプレストと提携して「スーパーロボット大戦」シリーズの製作に関わっていたウィンキーソフトが自社開発・販売したソフト。
スパロボ系SRPGと恋愛SLGをミックスしたようなゲームで、女の子の好感度が戦闘にも関係してきます。
このゲームをプレイして最初に気になった点、それは
「コレ魔装機神じゃね?」
というのも4年前にスーパーファミコンで発売された「スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」にゲームシステムや世界観、登場キャラの設定が似ているんですね。
まあ「魔装機神」もウィンキーソフトが製作に関わっていますし、そもそも本作がもともとそれの続編として製作されていた、と言う話もあるので一概にパクリとも言えませんが。
で、ゲームシステムなんですが基本的に戦闘を行う戦術パートと仲間達とコミュニケーションをとって信頼度や好感度を上げるプライベートパートに分かれています。
プライベートパートでは仲間と共同生活している戦艦内を歩き回って会話で親睦を深めるわけですが、回数限定で「話題」という要素が使え、以前の会話などで集めた「話題」を使うことで通常とは違う会話をすることも出来ます。また仲間がいる場所以外で突発イベントがある場合もアリ。特に女の子の好感度を上げることが重要で、主人公が新ロボット「ライブレード」に乗れるようになると女の子が後部座席に乗る事になり、好感度によって強さが変わってくるので重要です。
戦術パートはマップの高低差や向きによる補正などがある本格的なもの。またプライベートパートで上げた信頼度が大きな意味を持ち、高ければ高いほど有利ですが低すぎると言う事を聞かなくなるので注意。
またスパロボでいう「精神コマンド」に似て非なる要素として「信頼コマンド」というのがあり、これは精神コマンドと違って自分以外の味方にかけるというもの。これを使うためのポイント「プラーナ」は一部の攻撃をする時にも必要となるので、信頼コマンドに使うか攻撃に使うかで頭を使うことになります。
ストーリーはよく練りこまれていて細かい設定が生きています。ただ非常に難解なものなので登場人物の目的とかがよくわかんなくなるのが難。話も長いし。(ただキャラクターやロボットなどの設定集である図鑑モードは充実しています。ゲーム進行とともに加筆修正される機能つき)
演出面では戦闘シーンはスパロボのように専用のアニメシーンに切り替わるのではなく、マップ上に配置されたユニットがそのままアニメーションします。迫力不足との意見もあるようですが十分カッコイイです。
またキャラのボイスもありませんが、その分読み込みが早いので一長一短かと。オープニングテーマなどBGMはいいものが揃ってます。
キャラクターも結構魅力的。恋人候補も勝気なヒロインや萌え要素全部のせの幼馴染、お姐さんキャラなど多彩。まあキャラデザインがあからさまにギャルゲーなのはゲームの特性上仕方ないとして。
欠点としては戦術パートのゲームバランス。序盤はいいとして終盤はザコもかなり強く、ライブレード以外の味方ロボットは苦戦しがち。ロボットの強化もHPと防御力しかいじれない(攻撃力が上げられない)ので、ライブレード単機で突っ込むのが最良の策という状態に。(まあライブレードのみで戦わなければならない展開も多いのでしょうがないんですが)ただ「撤退」することで経験値と資金持越しでそのステージの最初からやり直せるのは親切。
また周回プレイで全員攻略したくなる恋愛SLGとして考えると、クリアまで数十時間かかるシナリオもマイナス。基本のシナリオが2種類しかないのもあわさって、3~4周もすると飽きてしまう可能性大。
SRPGと恋愛SLG、それぞれ単品の出来はそれほどではないんですが、両者が上手く組み合わさった結果、今でも十分遊べる良作になったと個人的には思います。
それじゃ、今日はこのへんで。