わたくしが利用しているブログサービス「
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で、今回のお題は「
ズバリ、歴代最強ゲームタイトルと言えば!? 」
かなり難しいお題だな…面白いのいろいろあるから優劣つけがたい…
考えた結果、ドラクエやFFとかじゃ面白みが無いので思い切って「
ICO」を取り上げてみる事にします。
ICO
対応機種:プレイステーション2
ジャンル:アクションアドベンチャー
メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日:2001年12月6日(のちにBest版が発売)
村のしきたりにより、いけにえとして霧の城へと連れて行かれることになったツノ付きの少年イコ。
脱出の機会を得、城をさまよっているところに謎の少女ヨルダと出会う。
イコは言葉も通じない彼女を連れてこの城を脱出することに。
この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから。
このゲーム、実はやることは非常に単純です。
女の子と一緒に城から脱出する。それだけ。
まあその過程で仕掛けを解いたり敵と戦ったりするんですが。
ゲームシステムも非常に単純です。なにせレベルどころか
主人公の体力ゲージさえありませんし。
連れの女の子が連れ去られるか、高い場所から落ちたらゲームオーバー。
敵の攻撃を何度受けてもすっ転ぶだけで死んだりしません。
じゃあなんでそんな単純なゲームが最強だと言う話なんですが、なんというかその…
文章で表現するのが難しいというか…
あえていうなら「雰囲気」というか「見せ方」というか…
例えば、高いところが怖い。落ちると死ぬというのもありますが下が見えてる分余計に怖い。
怖いといえば敵も。グロいとかじゃなくて背筋がぞくっとする怖さというか。いきなり出てくるし。
あと、「見ること」が楽しい。遠くの景色を見て思いを馳せたり、無邪気に鳥を追いかけたり物音におびえるヨルダをみて和んだり。
そうそう、ヨルダも重要な要素ですね。
基本的に彼女の手を引いて進むんですが、どうしても手を離して別行動を取らなければいけない場面があり、そのときが非常に不安。いつ影達に連れ去られるか冷や汗もの…突然悲鳴がしたので戻ってみるといままさに連れ去られるところだったり。
また大きな穴を飛び越える時、反対側から手を差し伸べると勇気を振り絞って飛び移ろうとしてくれます。
そういうヨルダを見て「この子を守らなければ!」という使命感みたいなものが湧き上がってみたり。
ヨルダがいなかったら、このゲームは評価されることは無かったかも。
正直派手なアクションややりこみ要素、重厚なストーリーを望む方々にはこのゲームは不向きです。
でもICOにはそんなもの全然気にならない不思議な魅力があります。
クリアしても何ヶ月かあとに「そうだ、ICOやろう」とふと思えるゲームです。
ところでこのゲーム、ある事情で生産が終了し現在中古価格が高騰中なんですが、なんとプレイステーション3に移植が決定しています。発売がいつかはまだ未定ですが…
それじゃ、今日はこのへんで。
1. はじめまして
コメントありがとうございます
そういえばICOってPS2初期のソフトでしたね。今でこそグラフィックが荒いとか言われますが、当時としてはかなりの高水準じゃなかったかと思います。
複雑なシステムややりこみ要素がなくても十分面白いゲームは作れる、という見本のようなソフトでした。